言いたいことは明日言え

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冴えない男のチキンなブログ

高級車を煽ってる車って嫉妬でやってるんでしょ?って話

高速道路を走っていると時折見かけるのが、いわゆる「高級車」に分類される外国車に対して、車間距離をぐんぐん詰めて走る国産車の絵。

それはカローラだったり、プリウスだったり、CR-Zだったり、ステップワゴンだったり、ベルファイアだったりワゴンRだったり様々なんだけど


毎度思うのは


そんなに羨ましいなら自分も外国車買えばいいじゃん


って事。


自分はあの行動は


自分が買えない車を追いかけまわすことで『そんな高級車じゃなくったって、俺の車のほうが早い!だから俺の方がすごい!』って事を一生懸命自分に言い聞かせるための行為


だと思っている。


かく言う私も外国車に乗っているが、型落ち車種で、国産中古軽自動車にすら相場価格で劣るようなポンコツ車。


それでも執拗に追いかけまわされることは時折ある。


どの車だって排気量と馬力ってやつがあって、私の車はその中でも決してパワーのある方ではない。

型落ちのクラウン、セルシオ、シーマあたりに煽られたところで「どうぞどうぞ、そっちの方が排気量もパワーもあるんだから先に行ってください」ってな話なのだが、左車線に寄ってもエンブレムだけで判断されて追い回されたりする。


そう、煽っている本人もわかっているのだ。


自分の車が型落ちの車で、決して高くない価格で購入していることを。


だから一見高級そうに見える外国車のエンブレムを見ると煽らずにはいられない。


『俺の車は外国車を煽って勝ったんだ!だから俺の車はすごいんだ!つまり俺はすごいんだ!』


という証明が欲しいのだと勝手に思っている。


実際乗ってみてわかるのだが、『外国車』と言ってもそんなに見上げるようなものでもない。

私のような一般ピープルでも中古なら余裕で購入できるし、少し稼ぎのいい人なら購入できる。

車種によっては国産車のほうが余程高い場合も多い。中古相場の値崩れも激しく、ある程度新しくてもガックリと値段が落ちていたりもする。ついでにリースなんて便利なもんもあるので、車種にもよるが決して手の届かない存在ではないのだ。


例えばメルセデスベンツで言えばAクラスが¥2,980,000~ 、Eクラスが¥6,750,000~、CLSが ¥7,800,000~ 、Gが ¥10,800,000~ と、同じメーカー内でも数百万の価格差がある。排気量だって1500CCから3000ccオーバーまでいくらでも幅がある。一概に『外国車』=『高級車』で括ってしまうのはいささか横暴なのである。


だから、あまり外国車同士での煽りあいを見かける頻度はそれほど多くない。自分たちがどんな車種に乗っているか理解しているからだろう。

見かけるのは、煽りあいというよりも『首都高バトル』的な競い合いの方が多い気がする。それこそ私には到底手の届く事のない価格帯の車同士の競い合いだ。


とりあえず、そんな光景を見ながら思うのは


人の車種なんかどうでもいいから皆安全運転しようぜ

って事が一番かな。


煽られて気になる、煽りたくなるってのは自分の中で何かに「負けた」気がするから、それを払拭するためにやってる行為なので、そんな時はぜひ一度落ち着いて自分を見つめなおしてみ迷う。


そして安全運転しようね。